愛と格闘の名作と言ったら「北斗の拳」
この漫画には、男の生き方が描かれている本当の漫画だと思います。
男という生き物は、どうしても力を欲してしまうのですが、それはどこか愛に飢えていたから・・
北斗の拳の男たちは、力だけではどうしても満たされない心の闇を抱え、力による支配が全てだと語るが、最後には、必要なのは愛だったと認めてしまう。
作:武論尊 絵:原哲夫
あらすじ
世紀末199X年、核により地球は炎に包まれ、世界は滅亡したかに思えたが、人類は生き残っていた。しかし、世界は暴力が全て、強きものが支配していた。
ある村に主人公ケンシロウは瀕死の状態で現れる。
物騒な世の中に、村人はケンシロウを怪しい者として、捉えてしまう。
牢に入れられたケンシロウは、そこでバットに出会い、村に住むリンに、貴重な水と食料をもらい助かるのだった。
ある日、村を襲う一味に、リンは命を奪われそうになる所を、助けてもらったケンシロウは、北斗神拳を使いリンを助けた。
村を離れようとするケンシロウに、バットとリンはついて行き一緒に旅をするのだった。
その後ケンシロウは、北斗神拳を共に学んだ兄弟達との出会い、南斗聖拳の伝承者達との死闘が繰り広げられていくのだった。
akiyukiコメ
この北斗の拳は、ただの格闘漫画ではないです。
登場する強い男たちは、確かに暴力により、人々を支配しますが、実は皆、愛情を知らぬ為に暴力に走った者達ばかりです。
しかし、ケンシロウは、力でぶつかり合う一方、相手の悲しみを知り、優しさと愛で、その者達を悲しみの呪縛から解き放つことが出来る存在。
それが北斗神拳伝承者だと自分は思いました。
迫力ある描写と、登場人物の真っ直ぐに生きるさまは、ジャンプで連載され30年経った今読んでも、良い作品だと思います。
北斗の拳の作者武論尊が描かれた本がとても気になっています。
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「誰もケンシロウにはなれない。カッコ悪くたっていい。ジャギのように生きろ!」
なんていい言葉だと思います。
まだこの本は読んでいませんが、タイトルからして武論尊の熱量が感じます。
昔の漫画には熱がありました。久しぶりにその熱き思いを読んでみたくなりました。