出会いとは突然訪れるもの。
幸と彼の出会いも突然だけれど、必然だったのかもしれない。
幸色のワンルーム
作者:はくり(twitter)
幸色のワンルーム あらすじ
テレビから誘拐のニュースが流れる。
その被害者の少女がそのニュースを見ながら楽しそうにしてた。
その部屋には、犯人である男性も一緒だった。
部屋一面に飾られた、少女の写真。
誰が見ても、男性は異常者である。
しかし少女の体には無数の痣があり、それはニュースに出ている両親から受けたものだった。
少女はテレビに出ている両親から逃げ出したかったのだ。
嫌な世界から逃がしてくれた男性を少女は受け入れ、そんな少女を連れてきてしまった男性は戸惑っていたのだが、二人は、警察と両親から逃げ切ることができたら「結婚」逃げ切れなかったら「一緒に死ぬ」という約束をする。
それからして、少女は自分の名前を呼んでくれない男性に一つ提案をする。
今までの自分の名前は捨てるから、名前をつけて欲しいと願う。
男性がつけた名前は、少女が幸せになって欲しいから「幸」だと。
幸色のワンルーム 感想
愛に恵まれなかった幸と、愛を与えようとした男。
出会いは誘拐で、犯罪ではあるけれど、出会い方が違ったら普通に二人だけの世界になれるだろうにって思ってしまうのですが、なんだか二人の今にも消えそうな感じなので、とても切ない雰囲気になっています。
男性から受ける何気ない優しさが、幸にとってとても嬉しい事なんだってそういう場面が、ますますこの漫画を切なくさせてくれます。
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