プラチナエンドしょっぱなから面白すぎやしないか？

akiyuki

9年前

この世に絶望し、世界から逃げ出そうとしている時に、

自分が特殊な能力持ちになってしまったら・・・

ギリギリからのスタートした主人公の息もつかせぬ展開が本当に面白い！！

プラチナエンド

作者：大場つぐみ・小畑健
ジャンル：ファンタジー・サスペンス

主人公（架橋明日）は、家族を事故で失い親戚の家に引き取られるが、毎日自分の人生は、引き取られた親戚によって吸い取られていた。
人生に絶望を感じ、ビルの上から飛び降り自殺を図る。

次の瞬間！

天使が舞い降りて明日は助けられる。

死後の世界だろうと、その現実を受け入れることが出来ない明日は、もうろうとしながら天使の話を聞いている。

いままでの事で、世界に絶望を感じている明日は早く死にたがっていた。

しかし、天使は明日に「生きる希望をあげる」というのであった。

１つは「自由」

この翼は、見えない速さで飛べることが出来るものだという。

そしてもう一つは「愛」

このふたつが明日に与えられる希望の２つ。

どちらかを選ぶように言われるが、まだ死ぬ気でいる明日には届かない。

明日は「両方くれたら考えてもいい」

というと受理されてしまった。

不思議な２つの力を持った明日かは、急な出来事に動揺するも、１つの力「自由」を使ってみることに。

それはとてつもなく早く空に舞い上がり、空を自由に飛べる能力だった。

そしてもう一つの力「愛」

これは、矢を相手の胸に挿すと、自分を愛してくれる能力だった。

その能力を使うと、自分が何故こんな境遇になったかを知ることになるのだった。

「デスノート」「バクマン」を描いた大場つぐみ・小畑健の強力タッグ！

相変わらず絵が神がかったように美しい。

初っ端からヘビーな話の連続で、びっくりするような展開ばかりで、この二人の共同作品には脱帽です。

デスノートもそうですが、主人公が特殊な能力を手に入れて、それをどう使うかを読む方にも問いかけているようで、心を鷲掴みにされているようなストーリーがとても面白い。